アニメサンプルの「絵フォントでスライドショー 作品1」の作成手順です
Wingdings の中にあるパソコンの絵フォントを使って、スライドショー・アニメを作ってみましょう。
アニメ作成にはGIFアニメ作成ソフト Giam を使います。 Giamは 以下の作者のサイトから無料でダウンロードすることができます。 |
1) 画面 1 |
JTrimを立ち上げ、白の新規作成画面を用意します。 ( サンプルは 450×400 で作成してあります) こちらを、「画面 1」とします。 |
2) |
「編集」→「文字入れ」で以下のように設定します。 ・フォント ⇒ Wingdings・サイズ ⇒ 380 ・文字色 ⇒ 黒 (必ず黒に設定) 入力画面にカーソルを出し 直接入力で 「け」が書いてあるキーを押すとパソコンの絵が入ります。 ドラッグで位置を決めてから 「OK」 します。 <参考> |
3) |
「編集」→「塗りつぶし」を選択し、ディスプレイ(白)とフォント(黒)以外の部分を 好きな色で塗りつぶします。 サンプルは基本色パレットの最下段 3 列目の色を選択し、ディスプレイの周りは不透明度 70 に、 キーボードは不透明度 50 に設定して塗りつぶしました。 |
4) |
下の図を参考に、ディスプレイ部分を範囲選択します。
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5) 画面 2 |
JTrimをもう1つ立ち上げます。(画面2) 「編集」→「貼り付け」を選択します。画面1で範囲選択したディスプレイが貼り付きました。 ステータスバーに表示される画像サイズをメモしておきます。 <参考>サイズを確認した後は この画像は使わないので保存の必要はありませんが、 念のため保存しておくとサイズのメモをなくした時にも安心です。 |
6) |
セットしたい最初の画像を画面 2 に開き、先ほどメモしたサイズよりやや大き目にリサイズします。 (画像の一部を使う場合は、それに応じてリサイズ) |
7) |
「イメージ」→「座標指定切り抜き」を選択し、以下のように設定します。 座標指定した枠が左上に表示されるので、切り抜きたい場所までドラッグし「OK」します。 |
8) |
1 画像目なので、必要ならばタイトル文字を入れます。
画面 2 を コピーします。 <参考>アニメ作成時にパソコンの背景の白を透過するので、画像の中に真っ白の部分があれば、 ごく薄い色で塗りつぶしておくと透過処理がきれいにできます。 |
9) 画面 1 |
画面 1 に戻ります。 ディスプレイを範囲選択した状態になっているので、そのまま「編集」→「合成」で以下のように設定します。 ・「クリップボードから入力」にチェック・「暗い画素優先」にチェック |
10) ↓ |
「OK」すると ディスプレイにぴったりと合成されます。 (例:清里-1) <参考> 保存が終わったら「元に戻る」で ディスプレイが選択された状態まで戻っておきます。 |
11) 画面 2 |
画面 2 に移ります。 6)〜8)の手順を参考に 2 画像目を作成しコピーします。 |
12) 画面 1 |
画面 1 に戻ります。 9)〜10) の手順を参考に ディスプレイに合成します。7) の座標指定切り抜きでは、直前に切り抜いた時と同じサイズの枠が表示されるので、 2 枚目以降は数値を指定する必要はなく、枠をドラッグし位置を決めて「OK」すれば 1 枚目とピッタリ同じサイズで切り抜けます。 ファイル名に連番をつけてBMPで保存し、保存が終わったら「元に戻る」で再びディスプレイが選択された状態まで戻っておきます。 以後、同様の手順で最終画像まで作成します。(サンプルは 計 8 画像で作成してあります) 最終画像の保存が終わったら「元に戻す」で白いディスプレイの画面に戻り、 選択を解除してから BMPで保存しておきましょう。 今後 作成する時に テンプレートとして再利用することができます。 |
13) |
では 作成した画像をアニメにしましょう。 Giamを立ち上げ、1画像目から順に左下の「コマ選択リストボックス」 にドラッグ&ドロップします。画像を選択すると上の「コマ表示窓」に表示されるので画像の順番が間違っていないかを確認しましょう。 <参考> 「ファイル」→「コマの挿入」からも可能です。 読み込んだ画像を削除する時は、コマを選択し ツールバーの×ボタンを押します。 |
14) |
「編集」→「すべて選択」(または、コマ選択リストボックス右下の「全部選択」)で全コマを選択し、 以下のように設定します。 ・「永久に繰り返す」にチェック・「ウェイトあり」にチェックし 200 に設定 ・「消去手段」を「背景色でつぶす」に設定 <参考> ウェイトの数が小さいほどアニメの動きは早くなります。 (ウェイトの数値はお好みで設定してください) |
15) |
最終画像を選択し、ウェイトを 600 に変更します。 最終画像が 600 (6秒)になったので、全体では 2×7 + 6 = 20秒 のスライドショーになります。 |
16) |
最後に、透過色の設定をします。 1 コマづつ選択して、すべてに以下のように設定・確認をします。・「透過色の使用」にチェック ・「透過色」が白になっていることを確認 <参考> 他の色を透過色に設定したい場合は、透過色のボタンを押し、スポイトで画像の中から色を選択します。 |
17) |
すべての設定が終わったので「表示」→「View」、またはツールバーの (ビューボタン)をクリックしてアニメの動きを確認しましょう。 別ウィンドウで View画面が表示されます。 確認後は View画面を閉じ、名前を付けて保存します。 ・できるだけパレットを統一 ・256色 にチェックが入っていることを確認して「OK」します。 は〜い、完成です! ( 338 KB ) |
18) |
■コマの再編集 Giamの便利な機能に、コマの再編集があります。「コマ選択リストボックス」の各コマは、ダブルクリックすると画像ソフトで開いて、サイズ等を再編集することができます。 初期設定では 「Windows標準アクセサリーのペイントを使う」 にチェックが入っていますが、 「オプション」→「その他のオプション」で、「参照」をクリックすると 他の画像ソフトを指定することができます。 JTrimでアニメの元画像を作成した場合は、JTrimで開くように設定しておくと便利です。再編集後は画像ソフトで上書き保存し Giamの画面に戻ります。 既に作成済みのアニメを再編集(各コマのリサイズ等)したい場合は、保存してあるアニメ画像を Giamで開き (またはドラッグして入れて)コマをダブルクリックすれば簡単に再編集ができます。 |
=*= ちょこっと応用 =*=
Wingdingsの中には マウスのフォントもあります。 (どてかぼちゃさんの作品にヒントをいただきました) | |
絵フォントへの写真合成は、他のいろいろな絵フォントにも応用できます。 たとえば、テレビの絵フォントを使えば、放映中のようなアニメを作ることができます。・フォント ⇒ fb_e2 (いろいろ線画) ・ダウンロード・サイト ⇒ FREAKY BUNNY |
絵フォントに座標指定で写真を合成するアイディアは
どてかぼちゃさんの 旗加工 を参考にさせていただきました。
いつも斬新なアイディアをありがとうございます。