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アニメサンプルの 「イルミネーション・アニメ-3」 の作成手順です


サンプル1


画像の中の一部だけ色を変えてアニメにしたい場合がありますね。
そんな時は、2コマ目以降は変化させた部分だけをコマ画像にします。
こうすることで、アニメファイルのサイズを軽くすることができます。
JTrimで座標を調べてGiamに【位置】を設定する方法を実習しましょう。


1)
画像 1

クリックで拡大します。↑
ダウンロードして練習用にお使いください。

JTrimに、作成してあるクリスマスカードを開きます。

今回はサンプル用に こんなカードを作ってみました。
上下のラインは絵フォント、イルミネーション部分は写真の一部を切り抜いて【ガンマ補正】、 黒の【フェードアウト】、【塗りつぶし】などで加工 ⇒ 作成画面(黒)に【合成貼り付け】したものです。
タイトル文字と絵フォントはメタリックな感じを出すために【エンボス】をかけてみました。
絵フォントの文字入れでは、「枠太さ⇒1」に設定して枠線も一緒に入れました。

 ■フォント配布サイト(期間限定フォント)⇒ あくび印

これが1コマ目になるので、この画面をコピーします。

2)
画像 2

Giamを立ち上げます。

ツールバーの【コマの付足し貼り付け】をクリックします。
1コマ目が貼り付きました。

3)

画像 3
JTrimに戻ります。

このままで【RGB交換】を実行すると、背景の黒い部分とグレーの文字以外は色が変化してしまいます。
特定のイルミネーションや、イルミネーションの一部のみ色を変えたい場合は範囲を選択して実行します。

最初に、右のクマのイルミネーションだけをアニメにしてみましょう。
クマをドラッグで範囲選択します。

4)
画像 4

範囲選択された状態で【カラー】→【RGB交換】を1回実行します。
   (ツールバーのボタンを使うと便利です)
クマの色が変わりました。

【コピー】ボタンを押して選択部分をコピーします。
これが2コマ目になります。
選択枠は3コマ目の作成でも使うので解除しないでそのままにしておきます。

5)
画像 5

選択枠の位置を調べるために【イメージ】→【座標指定切り抜き】をクリックします。
[座標1]が左上、[座標2]」が右下の座標になります。
Giamでは左と上の位置を設定するので[座標1] の x y 値が必要になります。忘れないようにメモしておきましょう。
メモしたら一度「OK」してから元に戻します。
再び範囲選択された状態になるので、そのままGiamに移ります。

<参考>
【座標指定切り抜き】では、一度「OK」すると新しく座標を指定して「OK」するまでは前の座標が記憶されます。
まちがって画面をクリックして枠を解除しても、【座標指定切り抜き】から同じ位置に枠を出すことができます。

6)
画像 6

Giamに移り、【コマの付足し貼り付け】をクリックします。
2コマ目が貼り付いたことを確認しましょう。

先ほどメモした x 値を「左端の位置」に、 y 値を「上端の位置」に入力します。
【コマ選択リストボックス】の中でクリックすると、上の【コマ表示枠】で位置が移動するのを確認できます。

7)
画像 7

再びJTrimに戻り、範囲選択された状態で2回目の【RGB交換】を実行します。
クマの色がまた変わりました。

そのままコピーします。

<参考>
JTrimに戻る時に作成画面の中でクリックすると選択枠が消えてしまいます。 選択枠が解除されないようにタイトルバーをクリックして移動しましょう。

8)
画像 8

Giamに移ります。

6) の手順を参考に 【コマの付足し貼り付け】をし、位置を2コマ目と同じに設定します。

9)

画像 9

「ウェイト」と「消去手段」を設定します。

 ・「全部選択」をクリック
 ・ウェイト⇒20、消去手段⇒「何もしない」に設定

ウェイトの数値はお好みに調整してください。

10)
画像 10

【ビュー】ボタンをクリックして動きを確認し、OKならば名前を付けて保存します。
写真からアニメを作る場合は、ファイルサイズを特に気にしなくてもよい時は 256色で保存しましょう。

11)
画像 11

(クリックで実寸表示されます)

は〜い、完成です!

ファイルサイズは 85KB、全体をコマ画像として使った場合の半分程度です。
12)
画像 11

(クリックで実寸表示されます)

今度は左のイルミネーションをアニメにしてみました。
こちらのほうが綺麗でしょうか。

2・3コマ目がクマの時よりも縦横サイズが大きいのでファイルサイズが 138KBになりましたが、 ほとんどのBBSには まだ投稿可能な範囲です。

グレーの文字は一緒に選択しても色が変わりません。
基本色では最下段の4色が【RGB交換】の影響を受けない色です。
 (パレット右下のRGB値に同じ数を入れてもOK)

画像 13
13)
画像 12

(クリックで実寸表示されます)

両方のイルミネーションをアニメにしてみました。
好みにもよりますが、少々うるさい感じでしょうか。

14)
画像 13

(クリックで実寸表示されます)

タイトル文字をゴールドにして、さりげなく文字だけを【RGB交換】でアニメにしてみました。
2・3コマ目が小さいのでファイルサイズは 60KB位です。

このように、画像の一部だけにアニメの効果を入れる場合は、2コマ目以降の設定を工夫すると ファイルサイズも抑えられ、色々なパターンのアニメを楽しむことができます。

15)
画像 14

<参考>

「このアニメはどのようにして出来ているの?」と疑問を持ったら、Giamを立ち上げてアニメ画像を 【コマ選択リストボックス】にドラッグしてみましょう。
各コマ画像の透過、位置、ウェイト、消去手段などの設定を確認して参考にすることができます。
 (サムネイルの場合はクリックで開いてからドラッグ)

   

ライン


=*= ちょこっと応用 =*=

作成したアニメの1コマ目を再編集してみましょう。
2コマ目と3コマ目はそのまま利用します。
新しくアニメを作る時間がない時でも手軽に作れるので便利です。

サンプル2


1)
画像 15
Giamに、作成してあるアニメを開きます。

今回は、左のイルミネーションをアニメにした作品をサンプルに使います。

2)

画像 16

コマの再編集をするので、まずJTrimで再編集できるように設定します。

Giamでは、各コマをダブルクリックすると登録してある画像エディタで再編集ができます。
【オプション】→【その他のオプション】を開くと、デフォルトでは 「Windows標準アクセサリーのペイントを使う」にチェックが入っていますが、チェックを外して「参照」からJTrimの実行ファイルを指定します。
これで、JTrimで再編集ができるようになります。
 (既にJTrimに設定されている場合は必要ありません)

3)
画像 17

「コマ選択リストボックス」の中の1コマ目をダブルクリックします。
再編集画面がJTrimで開きます。

4)
画像 18

クマと他の画像を入れ替えるためにクマを消します。
いくつか方法がありますが、サンプルのように一回で選択できる場合は次の2つの方法が便利です。
   (どちらもクマをドラッグで範囲選択してから実行)

 ・「許容範囲」を 100 に設定して黒で塗りつぶす
 ・「背景色」を黒に設定して【編集】→【消去】

<参考>
実際には、入れ替える画像がクマよりも大きい場合は、このあとの【合成貼り付け】の時に消せるので 4)の作業は必要ありません。
入れ替える画像のほうが小さいと前の画像が出てしまうので、先に消しておくほうが便利です。

5)

画像 19

新しくJTrimを立ち上げて、入れ替え用の画像を作ります。
【リサイズ】と【切り抜き】で加工してから、黒背景にマッチするように 背景色⇒黒で【フェードアウト】しました。

コピーします。
6)
画像 20

再編集画面に戻り 【編集】→【合成貼り付け】します。

2コマ目、3コマ目になっているイルミネーションの部分に入り込まないようにドラッグで位置を調整して 「位置確定」をクリックします。

7)

画像 21

【文字入れ】でメッセージを入れてみました。
この時も、2コマ目、3コマ目になっているイルミネーションの範囲に文字が入り込まないように注意しましょう。

再編集が終わったら、編集画面を【上書き保存】して閉じます。 「編集中」を示す画面↓が消えてGiamに戻ります。

画像 22
8)

画像 23

1コマ目が再編集した画像と入れ替わっているのが確認できます。
【ビュー】してOKならば保存します。

<参考>
再編集で【合成貼り付け】や【文字入れ】した部分が2・3コマ目の位置に入り込んでいると、 【ビュー】した時に表示がおかしいのでわかります。
その場合は、もう一度再編集をやり直してみましょう。


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