加工サンプルの 「はみ出し加工 作品1」 の 作成手順です
額縁から画像の一部がはみ出しているトリックアートです。
「座標指定切り抜き」と「合成」の使い方に慣れていただける加工です。
1) |
元画像を開き、加工用にリサイズ、切り抜きをします。 この加工は画像の選択が大事なポイントになります。
まず、はみ出させるのに適した部分があること。 |
2) |
背景色が白以外の場合は、白に設定しておきます。 はみ出し部分以外をドラッグで範囲選択します。 サンプルの場合は左から87pxの位置がはみ出し部分の境界線になることがわかります。
・左にはみ出す場合 【座標1】の x値
ダイアログボックスは「OK」しないで ×で閉じます。
<参考> |
3) 画面 1 |
「編集」→「切り取り」を選択します。 |
4) 画面 2 |
JTrimをもう1つ立ち上げ、「編集」→「貼り付け」を選択します。 |
5) |
画面2で、以下のように立体枠加工をします。
【1回目】 【2回目】 【3回目】 【4回目】 |
6) |
「イメージ」→「余白作成」で、左に87の白い余白を作成します。 切り取る前と同じ 480×360のサイズになりました。 |
7) 画面 1 |
画面1に戻ります。 画面2で、切り取った画像の内側に太さ25pxの立体枠加工をしたので、 枠をまたいで蝶の羽をはみ出させるためには、右に25px 蝶の羽を足す必要があります。 |
8) ↓ ↓ |
「元に戻す」で最初の画像まで戻ります。 「イメージ」→「座標指定切り抜き」を選択し、以下のように設定します。 座標1のx値は、87に枠の幅25+α を加えた数です。 ダイアログボックスは「OK」しないで ×で閉じます。 次に「編集」→「切り取り」で選択範囲を切り取ります。
<参考> |
9) ↓ ここで作成した白背景の合成用画像は、BMPで保存しておくと便利です。 |
「編集」→「塗りつぶし」で、左ボタンに白を設定します。 塗りつぶしが終わったら、コピーします。
<参考> 細かい部分が塗れずに残ってしまう場合は、画面を拡大してピクセル単位で塗るか、「白い部分を範囲選択→ドラッグでコピー」の操作で修正しましょう。 |
10) 画面 2 |
画面2に移ります。 「編集」→「合成」で、以下のように設定し「OK」します。 ・「クリップボードから入力」にチェック・「暗い画素優先」にチェック 蝶の羽と立体枠が合成される場所では、部分的に枠の暗い画素が出てしまいました。 |
11) 画面 1
↓ |
画面1に戻ります。 はみ出し部分以外の背景を、今度は黒にします。 ダイアログボックスは「OK」しないで ×で閉じます。 次に選択範囲の白い背景を黒で塗りつぶします。 |
12) 画面 2 |
再び、画面2に移ります。
「編集」→「合成」で以下のように設定し「OK」します。 ・「クリップボードから入力」にチェック・「明るい画素優先」にチェック 蝶の羽が見事に枠の前に はみ出しました! |
13) |
は〜い、完成です!
<参考> ページ上のサンプルは壁紙と同系色で塗りつぶすことにより、はみ出し部分の背景が 目立たないようにしてあります。 |
「はみ出し加工 作品2」 の作成手順です
1) 画面 2 |
作品1の 4)の状態までは全く同じ手順です。 ここから、作品2では画像の外側に額縁を作成します。 |
2) 画面 2
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画面2で、以下の手順で額縁を作成します。 【1回目】 【2回目】 【3回目】 「編集」→「合成貼り付け」で元の位置に戻す 【4回目】 【5回目】 |
3) |
左に47pxの白い余白を入れます。 横サイズは元画像に額縁の幅40pxを加えた520pxに、縦サイズは40×2を加えた440pxになりました。 |
4) 画面 1 ↓ |
画面1に戻ります。
<参考> |
5) |
上・下・右に額縁の幅と同じ40pxの余白を作成します。
画面2と同じサイズになりました。 |
6) 画面 2 |
画面2に移ります。 「編集」→「合成」で、以下のように設定し「OK」します。 ・「クリップボードから入力」にチェック・「暗い画素優先」にチェック 蝶の羽と立体枠が合成される部分に枠の暗い画素が出てしまいました。 |
7) 画面 1
↓ |
画面1に戻ります。 今度は、はみ出し部分以外の背景が黒の合成用画像を作りますが、切り取った画像の外側に40pxの額縁を作成したので、塗りつぶし範囲を左に40px広げる必要があります。 「座標指定切り抜き」で、以下のように設定します。 座標1のx値は 切り取り線の座標87から枠の幅40を引いた数になります。 ダイアログボックスは「OK」しないで ×で閉じます。 選択範囲の白い背景を黒で塗りつぶします。 |
8) 画面 2 |
画面2に移ります。
「編集」→「合成」で、以下のように設定し「OK」します。 ・「クリップボードから入力」にチェック・「明るい画素優先」にチェック 隠れていた羽の部分も はみ出しました。 作品1と同じく、塗りつぶしによって左にできた余白は必要ないので、余白以外を範囲選択して切り抜きます。 |
9) |
は〜い、完成です!
<参考> |
切り取った画像の内側に「角丸切り抜き」で透明枠を入れて合成しました。
1回の合成で完成する例です。
1) |
作品1の4)の場面で、以下のような設定で「角丸切り抜き」を実行します。 (枠の透明度は画像に合わせて調整してください) |
2) |
左に 87pxの白い余白を作成します。 |
3) |
作品1の 9)で作成した白背景の画像を開いてコピーし「暗い画素優先」で合成します。 1回の合成で「はみ出し」が完成しました! |
「トリックアート」は、はみ出し部分が効果的な写真を選ぶのがポイントです。
主に使用する 座標指定切り抜き、塗りつぶし、合成については
JTrim Ring の他サイトでも詳しく解説されていますので 参考にしてください。